5歳からの哲学

哲学とは。

 

大きな括りでは、「社会」や「倫理」、「美しさ」や「心」といった、古くから人間が考え続けてきた普遍的な問い (「なぜ生きるのか」「存在とは何か)」を探究する学問。

 

小難しいことはさておき、本書は以前から気になっていた哲学というジャンルを、子どもと一緒に学べるということで手にとった。

 

【例】どういうことを公平って言うの?

こぐまのピクニックのお話———————————-

こぐまとりすはピクニックに行きました。

こぐまはお腹が空いたので、自分が持っていたブドウ を一緒に食べようと、半分をりすに分けてあげます。

しかしりすは今お腹が空いていないので、「後で食べるよ」と、もらったブドウ をとっておくことにしました。

しばらくして、こぐまはまたお腹が空いてしまい、ブドウを食べようとしましたが、りすにあげてしまったので、もうありません。

そこでこぐまは、「さっきあげたブドウ を分けてよ 」とりすに持ちかけます。しかしりすは、「ぼくはいまお腹が空いているし、これはぼくがもらったブドウ だから、全部ぼくが食べる!」と分けてくれませんでした。

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・こぐまは、一度あげたブドウ を返してって言うのはおかしい?

・りすはもらったブドウ なのに、分けないのはずるい?

 

現実に置き換えると、大人でもはっとするような場面がある。

 

あーだこーだ言いながら6歳の娘と一緒に考えてみるのが、結構楽しかったりする。

 

機会があればぜひ。

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