我が社の本業はグラフィックをメインとしたデザイン業なのですが、ときにデザインをサポートするお仕事もしています。
あの緊急事態宣言のとき、あの歌舞伎町を通って、あの大久保病院に隣接の商業施設に打ち合わせに通います。


クリスマスに向けたデザイン公募イベントの事務局しごとです。
フライヤーやポスターのデザインワークは本業なのでサクッと制作&印刷。これを持って都内の専門学校等のデザイン科の先生へ挨拶まわり。
「今年も学生さんのたくさんのご応募をお待ちしてます」と。
コロナ禍まっ只中の学校さんはオンライン授業への切り替えや教務日程の調整で実はそれどころではない様子。
「こんな最中、今年もそちらさんは、そのイベントやるんですか?」
「今年はたいへんな時期なので、参加するかどうかは少し検討させてください」
「夏休み返上で授業を挽回しなきゃいけないので、できるかどうか…」
初対面とはいえ、なかなか快諾はいただけませんでした。(7月上旬)
それから3ヶ月、緊迫した社会の時間が流れましたが10月上旬、6つの学校さまへ伺い、応募回収とエントリーシートを受け取りに巡業。なんと!昨年より3割以上も多い300点以上のデザイン応募が集まりました。
でもこれからが大変な時期。回収したリストを社内でまとめてもらい、またデザインデータも検証確認。
同時期に審査会会場では、日本を代表するクリエーターと対話できたコトはたいへん印象深いものとなりました。


グランプリ作品は巨大バナーに優秀作品は展示パネルにそれぞれ入稿。そして全作品はフレームに入れて掲示します。前年を大幅に上回る全点数を掲示するフレームやスペースが不足したのは想定外でした。
設営当日、登場した作品は圧巻の7×23m!ほぼ学校のプールと一緒です。



掲示用のパネルや全作品も設営したので、あとは表彰式を待つだけです。


表彰式当日(12月上旬)は体調不良の列席者も出ずに、受付案内、表彰式、演奏会、記念撮影とイベントは粛々と進みます。
先生と生徒さんともに入賞者や他校の作品も熱心に見ていただきました。
専攻とはいえコミュニケーション・デザインの扉の前に立った熱心で真っ直ぐで意気揚々とした学生さんたちがこんなに多ければ、これからのデザイン業界も心配なし!今後の社会と世界と業界をまだまだ明るく照らし続けてほしいです。
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決して一人じゃできない事務局しごとは、何人の社内外スタッフを巻き込んで知恵と経験と献身さを結集しないとできないチームプレイ。
社外の造作&ディスプレイ、設営の職人さん、カメラマン等プロ達に協力していただきながら、デザインをサポートするチームしごとを紹介させていただきました。(一居)