落語ブームが続いている。
小三治、一之輔、志の輔などは秒殺でチケット完売。
落語ではないが講談師 神田松之丞は
いまいちばんチケットが取れない芸人。
講談が一般的にウケてるって、すごくないですか?
(CORESブログ「INAGE 2018/2/7」参照)
こうなるとネットに弱いシニアとしては
人脈をたぐってウラに手を回して…なんて顔が広くないので
人気のチケットはネット操作に長けた若い人に譲って
新人発掘に向かう。
ということで勝手に気になる若手噺家6人をピックアップ。
(年代が間違ってたらご容赦)。
桂三木助(2017年真打)
先代柳家小さんの弟子に4代目三木助という噺家がいて
テレビにもよく出る人気者だったのだが
いろいろあって早くに亡くなった。
その甥っ子。お爺さんも三木助。1984年生まれ35歳。
2003年金原亭馬生に入門。押しに押されぬサラブレッド。
柳亭小痴楽(2019年真打)
1988年生まれ31歳(!)。5代目柳亭痴楽の次男。
中学を卒業すると同時に入門。噺家の家に生まれただけあって
根っからの芸人。三木助と同じ道を歩んでいるが
「自分には学がない」ことをウリにしている。
若いのにべらんめー調で小気味よく語る。
立川志の春(2011年二ツ目)
1976年生まれ43歳。イェール大学卒業して元三井物産社員。
志の輔の落語に衝撃を受けて2002年脱サラ入門。3番弟子。
たぶん頭がよすぎて出世が遅れていて
入門17年目だが二ツ目。もうすぐ真打。
「志の輔を継ぐのは志の春!」と私は勝手に決めている。
桂 宮治(2012年二ツ目)
1976年生まれ43歳。化粧品会社の売れっ子セールスマンから
2008年31歳で入門。現在11年目。
汗をかきかき下から目線で若干の棘を出しつつの語り口がいい。
師匠は目立たない三代目桂伸治。2012年NHK新人演芸大賞受賞。
テレビにも時々出てる。
立川こはる(2012年二ツ目)
紅一点。柳亭こみち、春風亭ぴっかり、三遊亭粋歌…、
女流噺家はいま50人くらいいるが、こはるが一番自然体。
最初出会った時は男かと…。談春の一番弟子。
1982年生まれ37歳。東京農工大学を出て2006年入門。
女性っぽさを殺したすっとぼけかたがいい。
春風亭㐂いち(2019年二ツ目)
1988年生まれの31歳(若っ!)吉祥寺出身。
一之輔の一番弟子として2014年入門。今年念願の二つ目昇進。
端正な面立ちで女性ファンも多いが
鼻っ柱が強い感じが鼻につく(それがいいのかもね)。
語り口にリズムがあってうまい。
これからも落語界から目が離せないイナゲでした。