身近で見られる美味しいきのこ-3

2月に続き、美味しいきのこのお話です。

身近で見られる美味しいきのこ第一弾はタマゴタケ、
第二弾は和製ポルチーニ茸のヤマドリタケモドキを紹介しました。
第三段は、アミガサタケです。

タマゴタケやヤマドリタケなどと同様に
ヨーロッパでは高級きのことして有名なきのこです。
   
   
ブラックモレル(頭が黒っぽいタイプ)
   
   
イエローモレル(頭が黄色っぽいタイプ)
   
アミガサタケの種類は大きく分けると
春の桜が咲く前の時期に出てくるブラックモレル(頭が黒っぽいタイプ)と
桜の花が咲く頃に出始めるイエローモレル(頭が黄色っぽいタイプ)の2タイプがあります。
細かく分けるとブラック、イエローともに数種類づつに別れますが
微妙な違いで基本的に毒キノコはないのであまりこだわる人は少ないようです。
   

(注:唯一針葉樹林に春から夏に発生するシャグマアミガサタケは猛毒!)
   
春の桜の咲く頃に主に桜の樹やイチョウの樹などの元で見られるきのこです。
日本では桜の樹が至る所にあるので簡単に見つかりそうなものですが
いざ探してみると中々そう簡単ではありません。
ただ、見つけてしまうとこんな近所の公園にでるんだ!?
と言うような身近な場所でも見つけられるきのこです。
   
一度その場所を見つけてしまえば数年間かは同じ時期で発生が見られます。
私も一時期はそういう場所を数か所知っていましたが
ほとんどの場所の発生が見られなくなってしまい、新たな発生場所を探査中です。
   
春の公園で桜やイチョウの樹のそばを通った時
目を凝らして樹の周りを見てみると
アミガサタケをみつけられるかも?
   
以上身近で見られる美味しいきのこ-3でした。
   
オカムラ

+7

この夏のきのこ

相変わらずきのこ趣味は細々と続いてますが
ここ数年、きのこの発生状況が毎年違うので
ポイントを絞るのが難しい年が続いています。

例年夏のきのこは梅雨時期から始まりますが
昨年は長梅雨でしたが今年は逆に空梅雨で一気に真夏に突入して
きのこの発生状況がよくありませんでした。

この時期の目玉のタマゴタケは、家の付近ではわずか2本だけしか見られませんでした。
初夏の梅雨時に発生するグループと秋に発生するグループがありますが
どちらかと言うと秋の発生の方がメインでしょう。
10月に期待したいです。

 

 

 

 

タマゴタケ きれいな成菌は見られませんでした(T_T)

もう一つの目玉はヤマドリタケモドキ、ムラサキヤマドリタケ、アカヤマドリタケなどの
イグチの仲間のきのこになりますが、こちらは幾分か発生が見られました。
こちらのきのこたちはポルチーニ茸の仲間なのでとても美味しいきのこたちです。

 

 

 

 

ヤマドリタケモドキ

 

 

 

 

ムラサキヤマドリタケ 右のムラサキヤマドリタケは一足遅かった・・・

 

 

 

 

アカヤマドリタケ

今年は食べられそうなきのこをスライスして虫だしし、乾燥しました。
干し椎茸と同じように戻して食べればより香り良くなります。

 

 

 

 

こちらはヤマドリタケモドキ

今年近所で見られた他のきのこたちの一部です。

 

 

 

 

コガネヤマドリとアイタケ

 

 

 

 

ノウタケと右はノウタケの由来の脳に似た様子の老菌

 

 

 

 

テングタケとヘビキノコモドキ

 

 

 

 

ガンタケとツチガキ

これまだのところ、今年も家の周辺ではきのこの発生は
あまり芳しくないようですが
これからの10月は、毎年巡回にゆく清里方面や富士山では
秋のきのこ発生が見られると思います。

 

 

 

 

 

今年もベニテングタケ出会えるといいな〜。

オカムラでした。

 

+3

またアミガサタケの季節がやってきました。

 

アミガサタケは春先の桜の時期の前後にでるきのこで、
ヨーロッパではポルチーニに並ぶような高級食材として有名なきのこです。


春の代表的なきのこのアミガサタケ(写真はイエローモレル) 


日本のポルチーニと言われるヤマドリタケ(写真はヤマドリタケモドキ)は夏から秋に発生

アミガサタケは日本では細かく分けると10数種類あると言われますが
大きく分けるとブラックモレル(黒っぽいアミガサタケ)と
イエローモレル(黄色いアミガサタケ)の2つのグループになります。
どちらも基本的には桜の木やイチョウの木のそばで発生すると言われてますが
桜やイチョウに限らずとも発生するようです。
ブラックモレルとイエローモレルの
2種のきのこが混在して発生することはないようです。


ブラックモレル 


イエローモレル

私の経験では、ブラックモレルのほうが
春の早い時期(3月中旬ころ)に出始め、
2〜3週間位に多くの発生が続きます。
ブラックモレルの発生が終わるころに入れ替わるように
イエローモレルは一斉に出て、
わりと短い期間でおわるケースが多いのですが
今年は例年とは違い、ブラックモレルが出始めるのが遅く、
イエローモレルは殆ど同時期に出始めてるようです。

アミガサタケに限らずきのこは
地中に菌糸が張り巡らされた状態の
菌糸体(菌床)から発生します。


きのこが発生する菌床の場所は、
きのこ好きの間ではシロと呼ばれていて
時々テレビなどで出てくる、きのこ採りの達人の方が言う
秘密の場所とはこのシロのことです。
かく言う私もシーズンになると、
自分の見つけたシロのパトロールすることになります。

豊作の年は1箇所のシロで数十本も発生していて、
以前には出ていなかった所まで発生していたりしてました。
1度出たきりで発生が終わってしまうシロも多々ありますが
こういう時は新たなシロを開拓するチャンスです。

今年の発生はあまり芳しくなく、
新たなシロに巡り合うこともなさそうです。
ブラックモレルのシロを数カ所見に行って見ても
全く無いか、かろうじて1、2本の発生しか見られません。
来年このシロたちの復活はあるのか、
このシロたちは終わってしまったのか。
復活してくれるといいなぁ〜。

イエローモレルも大型菌のシロでの発生は昨年に続き見られませんでした。
もう復活は難しいかもしれませんが、また来年に望みを託します。
毎年見られる小型菌のシロや何年かぶりに復活したシロで
発生が見られたのがせめてもの救いでした。

来年こそは豊作でありますように。

オカムラでした。

+4

清里周辺きのこ散策

今年はまだベニテングタケに出会えてなかったので
先々月ですが、最後の望みをかけて、
今シーズン最後の清里きのこ散策に行ってきました。
いつものシロはあーやっぱり出てない・・。ので、
今回まだ行ったことのない
八ヶ岳高原方面に散策に行ってみました。
ベニテングタケには出会えませんでしたが、
大型のきのこのカラカサタケを発見。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家の周辺でも見られるきのこで、
高地特有のきのこではありませんが
久々の大型菌が見られて、なんか嬉しい。
このきのこは以前一度食べたことがあります。
カサの部分を網焼きにして醤油をチョロっと。
結構いけますが、ごぼうのような柄の部分は
とても硬いのでいただきませんでした。

その後これも久々のきのこ、ハナイグチを発見。
ハナイグチは美味しいきのこなので勿論食べます!
後日きのこ汁でたべました〜♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清里に戻って1箇所だけ、まだチェックしていなかった
ベニテングタケのシロにもしかすると
との思いから、行ってみると・・・
おお〜っ!出てました、出てました!
立派なベニテングタケ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あー諦めずに行ってみて正解でした。
ことしもなんとか最後にこの姿を見られたので良かったー。

しかし、今シーズン何回か清里にきのこ散策いきましたが
本当に今年のきのこは、
どうしてしまったのかと言うほど出合いが少ない。
梅雨時は休日が雨の時が多く、散策に行けなかった。
その頃に一斉に出て、終わった?
なんだかわからないが、寂しいシーズンでした。

あ〜、今年も松茸たべられなかったなぁ。
いつか松茸狩りに行ってみたい・・・。

オカムラでした。

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自然を求めて

コロナ禍の中、自然(きのこ)を求め、
毎度毎度の清里高原に行ってきました〜。
ここ数年は毎年の天候不順できのこの出具合も悪い状態が続いてます。
今年も長雨の後は猛暑続きできのこは大不作。

今回もあまりでてないことは想像はしていましたが、
やはり、ほとんど出ていませんでした。
いつもの散策場所を早めに切り上げ、
きのこは諦めて、少し離れたとこですが
以前に行ったことがある苔の森(白駒の池)へ。

 

 

早い時間帯だったので人も少ない苔の森は静かで気持ちいい。
きのこは期待してませんでしたが、清里ではみられなかった
ムラサキフウセンタケやイグチをチラホラ見ることもでました。
やはり苔の緑ときのこのコントラストが美しい。

  ムラサキフウセンタケの幼菌      ムラサキフウセンタケ?      アケボノアワタケ

  ムラサキヤマドリタケ?        ニカワハリタケ          チシオタケ

苔の保護のため板の散策路以外は立ち入ることはできないので
近くのきのこしか撮影はできなかったけど
ひんやりとした森の散策は気持ちいいものでした。

帰りにもう一つの楽しみにしていた
旬のぶどうを買って帰路につきました。
このぶどう、なんと
シャインマスカットとウィンクの交配による
バイオレットキングというとっても美味しいぶどう。
流通が少なく、東京ではまずお目にかかれない品種です。

近々にまた、きのこ散策、行く予定です♪

オカムラでした

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紅葉&きのこ

先月、きのこを探しによく行く清里に
紅葉(あわよくばきのこ)を見に行ったのですが、
どうもピークが過ぎてしまったようで
きのこのポイント辺りではきのこにも出逢えず、
樹々は葉も落ちている状態でした。

気を取り直して、近くにある野辺山宇宙電波観測所に。
写真では分かりにくいですが、一番大きいものは45mもあり巨大。
久々に見る、大小の電波望遠鏡がやはりカッコイイ。
電波望遠鏡も形がどことなくきのこに似てるなぁって
思ってしまうのは私だけでしょうか…。

次の週に紅葉リベンジで家の近所の都立公園に。
ここも真っ盛りという訳ではないけれど
まあまあの紅葉が楽しめました。

きのこ類の期待はしていませんでしたが、
ここで意外ものを見つけました。

6年ぐらい前にその年だけ大発生していた
カニノツメというきのこが再び出ていました。
ウミガメの卵みたいな白いボールから発生はするきのこは
まるでエイリアンみたいで異様ですが、
余り頻繁に見られるきのこではないので
ちょっとした収穫でした。

オカムラでした。

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久々の清里でベニテングタケ

ここのところ数年に渡って、天候の具合がおかしく、
どうも、きのこの出ぐあいも予想しにくい。
5,6年前にはとっても美味しいハナイグチが
大量に発生していましたが、今回は皆無・・・。
ハナイグチは私の中では、標本目的じゃなく、
数少ない食目当てのきのこで
きのこ汁にするとだし汁と食感がたまらんのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハナイグチ

 

それでも、久々の清里でベニテングタケや
幾つかのきのこには出会えました〜♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベニテングタケ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朽木にインテリアみたいに発生してたキララタケ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヌメリスギタケ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハナホウキタケ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベニタケの仲間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャツムタケ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホコリタケ(真っ白のは家の付近では見られないタイプ)

 

今シーズンもきのこは終わりに近づいています。
来シーズンこそ、豊作でありますように。

岡村でした。

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今シーズンもきのこは不作かなぁ…

春に出るアミガサタケは去年に続く不作。

例年であれば、
梅雨頃からいろいろなきのこが
出始めるのだけど…。

今年の日光の社員旅行でも
まだ、きのこは見当たらなず。
日光江戸村の敷地内で
ギンリョウソウに出逢えた。
芽(?)が出たばかりで
花は咲いてなかったけれど
久々なのでちょっと嬉しかった。

  

これは以前に見た咲いてるギンリョウソウ。
(以前ブログにも載せましたが)
葉も茎も花もその名の通り、
少し銀色に輝く透明感のある白で
日陰に咲く姿はとても神秘的。
別名ユウレイタケとも言わてるけど、植物です。

岡村でした。

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日本産トリュフ!?

先日テレビ番組でみたのですが、日本でもトリュフが採れるそうです。
へ~!と思って調べてみると、ちょっと前からきのこマニアのあいだでは
話題になっていたようでした・・・。
日本産トリュフでも何種類かあるようですが、
イボセイヨウショウロという黒トリュフが
地中ではなく地表に出ているので比較的見つけやすいみたいです。
トリュフは我が家のような庶民には遠い存在で、
どうもピンと来ないですが・・・。
見つけられたら楽しいな♪

夏から秋にかけてがシーズンだそうで
今年は注意して「シロ」を探して見たいと思っています。

岡村でした。

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毎度、毎度のきのこ日記です。

ここ何年か天候不順で
きのこの発生時期がズレまくっています。

例年通りであれば、梅雨時期には一斉に発生しだますが
今年は空梅雨、その後の猛暑続きで地面はカラカラ状態で
初夏のきのこがほとんど発生しませんでした。
9月の中旬になって、八王子近辺でもやっと出てきました〜。

タマゴタケ〜♪ 見かけは
ハデハデですが、
おいしいきのこ。
 
ポルチーニ茸の仲間の
ヤマドリタケモドキ
 
 
こちらもポルチーニ茸の
仲間のムラサキヤマドリ
 
 
こちらも
ポルチーニ茸の仲間の
アカヤマドリタケ
 
こちらは
見かけは美しいですが
毒きのこの
シロオニタケ
可愛らしいテングタケ、
もちろんこちらも毒
 
 
ツチガキというきのこ。
幼菌は食べられる
ようですが・・・。
 
ホウキタケの仲間
食べられるものも
ありますが、こちらは毒
 
ノウタケ老菌
脳みたいなのでこの名前
幼菌は食べられます
 

 

近所でもいろんなきのこが見られますが
そろそろ八ヶ岳、富士山も
おもしろいきのこが見られそうだし、
見廻りに行きたいな〜。

岡村でした。

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