東京天然温泉 古代の湯(新小岩)
新小岩駅前からシャトルバスに乗り10分ほどで行ける巨大温浴施設。
昭和レトロなネオンサインの大きな看板が待ち受ける。
入館料は2,680円とちょっと高め設定だがシャトルバス内に置いてあるクーポン券を使うと550円引きにできる。
何度か利用したことがあるのだが、ここの大きな特徴は「大きな施設なのになぜか人が少ない」ことである。
超巨大な更衣室はガラガラで快適。浴室に入ると巨大な浴槽の向こうに一面窓があり大きな露天スペースが覗く。
体を清めてまずは中温サウナに。中温といいながら85℃としっかり温度があり、室内は暗く静か。
いつ行ってもほぼ貸し切り状態なのでサウナと心ゆくまで向き合える。
都内でもここまで他人に左右されずに済む施設はここだけなのではないだろうか。
水風呂は洞窟のような作りになっており、約15℃としっかり粗熱をとることができる。
露天スペースは天然温泉が三段階の岩風呂。その脇に置かれたととのい椅子で休憩。
多幸感に溢れる空を見上げながら爽やかな風に身を委ねる。
塩分のある温泉で身体をじっくり温めた後は「高温サウナ」へ入室。
100℃近い室内はヒリヒリとしたかなりの灼熱。テレビの音量が大きめで高齢者層の利用が多いことが窺える。
部屋の中央に大きな土管みたいなストーブと座面背後に隠された大きなストーブの昭和ストロングスタイルだ。
大量の汗が噴き出た後は水風呂で冷まし、浴室内のリクライニングチェアに横たわる。
天井のダクト風が優しい風を生んでいて上質でラグジュアリーなひとときが訪れる。
一通りお風呂を楽しんだら3階の中華レストラン「宝」へ。
ネットでも本場の中華料理店に引けをとらないとの噂通り、何を注文してもしっかりと美味しい。
リラックススペースにはリクライニングチェアがたくさんあるのだが、今回行った時には簡易ベッドまで新規に設置。
風呂あがりの雑魚寝には贅沢すぎるベッドの存在に感涙。
4階の大宴会場では月何回か14時と18時に歌謡ショーも開催されてエンタメ性も最高。
昭和感のある年季の入った施設だが、進化の手を止めない革新の姿勢に平伏するばかりである。