明けましておめでとうございます。
ラーメン大好き森田です。
外が寒くて出不精になったりしていませんか?
そういう時はラーメンでも食べに出かけてデブ症になりましょう。
【116杯目】いそろく(神保町)
神保町すずらん通りの三省堂目の前にある「いそろく」にお邪魔した。
割と最近に出来たらしい醤油豚骨ラーメンと油そばがウリの店だ。
「ラーメン」を発券して入店するとライスか麺大盛りのサービスを選べるらしい。
無論ライス大盛りを注文。店内は清潔感があり、好感が持てる。
深い器に盛られたラーメンは、想像していた家系らしいものではなく、お洒落志向。
ノリ、ネギ、チャーシューのシンプルな具材に細めの麺で上品な見た目。
スープはオイリーながらも、ハードなパンチではなく整った味わいでおとなしめ。
白い深目の器とこのスープ、近いので言うとドイツの人気ラーメン店「無垢ツヴァイテ」を彷彿とさせる。醤油豚骨に美意識を追加した一杯に感じた。
次は油そばにチャレンジしてみたい。
【117杯目】陸(上町)
世田谷区上町の近辺にはラーメン屋が多発しているが、ほとんどはここの人気のおかげだろう。二郎インスパイア系のリーサルウェポン、「陸」である。
平日夜10時ながら店内にはすでに10人ほどの行列が出来ていた。
食券機で「ラーメン」を発券し、待つこと20分、席に着き大将に券を渡す。
この店でのコールは、最初に行われるためヤサイ、アブラ、麺の硬さ、味の濃さを伝える。
ニンニクは卓上でセルフなので間違ってもニンニクコールはここではご法度。
ヤサイ少なめで注文し、5分後ついに待ちに待ったラーメンのご登場。
普通の二郎系よりもインパクトは少ないが、それでも麺の量はかなりのもの。
乳化したスープは醤油の塩辛さの中に甘みを内包しており、麺との相性良し。
野菜のシャキシャキ感が心地よくラーメン全体のバランスが非常に良い。
ネットでも絶品と評される豚はホロホロながらしっかりとした噛み応えで究極。
【118杯目】がッとん(日吉)
前回のブログにも登場したところだが、ここの味が忘れられず再びの訪店。
直前に5名ほどの団体客がいたため、提供まで10分ほどかかったが許容範囲。
釜炊き豚骨を謳うだけあり、スープは非常に濃厚でとろみがある。
醤油のキレも申し分なく麺もすすむすすむ。もちろん替え玉からの味チェンジだ。
今回はにんにくチップも追加し、より味にパンチと深みを増させる。
2回目で気づいたが、ここのスープはなかなかに主張が強い。
紅生姜でさっぱりさせようと投入するが、生姜の香りを掻き消すほどの主張。
だからこそ何も入れなくても十分なほどの旨さがある。恐るべし。
弊社のIさんも飲んだ後に足繁く通っている罪なお店である。
【119杯目】きたかた食堂(神保町)
神保町靖国通り沿いで上質な喜多方ラーメンを楽しめるお店。
清潔な店内で心地よく店員さんの応対も良し。
前回はみそラーメンだったが、今回は醤油ラーメンを注文。
一緒に頼んだ「本鮪トロたくちらし」が先に提供。なかなかに美味である。
待ちに待ったラーメンは、優しい醤油の香りが立つ背脂チャッチャ系。
モチモチの多加水麺の食感に醤油の風味が融合し、玉ねぎが後味を演出する。
器の中の全てがしっかりと役割を持っている完成度である。
表面に張った油の膜は、スープの温度を下げさせない効果があり最後まで熱々。
トロたくちらしとの相性もまた絶妙である。意外な組み合わせだがアリアリ。
【120杯目】田中商店(六町)
東京都内で食べられる博多長浜豚骨では名店と名高い田中商店。
夜10時の訪店だが中は賑わっている。店員の活気も良し。
一番オーソドックスな「らーめん」を注文し、間も無く到着。
海苔には感謝の「ありがとう」の一言が書かれていておもてなしの精神を感じる。
スープは濃厚クリーミーながらもサラサラとした飲みやすさ。うん、旨い。
細麺に小麦の香りが良くスープとの相性はベストマッチと言っても過言ではない。
替え玉1回目はニンニク・コショーを入れて野生味溢れる変身を。
2回目は辛子高菜を入れてちょっとさっぱりを。と思ったがここの高菜は激辛。
調子に乗ってたんまりスープに溶かしたのが悔やまれるほどの辛さ。
だが異様なまでの中毒性の高いスープはレンゲですくう手が止められないほどだ。
是非一度味わって本場の味の虜になっていただきたい。
【121杯目】こむらさき(天文館通)
宮崎へ旅行に行った際に、機会があったので寄った鹿児島の有名店。
鹿児島市内の天文館通りという巨大なアーケードの中に店がある。
ちょうど行った時にキャンペーンをやっていてラーメン1,000円→600円だった。
有名店なだけあって店内には人で溢れている。もちろん相席である。
どのようなラーメンが来るのか楽しみに待つこと10分、やっと到着。
キャベツがたっぷり乗り、澄んだ白っぽいスープ、真っ白い麺、まるでチャンポンのよう。
とりあえずスープを一口すすると、すっきりと優しくもちゃんとインパクトを残す味。
豚・鶏ガラ・椎茸の出汁が絶妙な塩梅で融合している。
キャベツがシャキシャキした食感とともに甘みを漂わせ、麺の存在を引き立てる。
サッパリめなので、呑んだ後のシメには最適なラーメンであると思えた。
【122杯目】田中(水道橋)
弊社から徒歩約10分、水道橋の駅近くの私が愛用してる店の一つ。
狭い店だが店員の活気が良い。というかいつも店員の数が多い(4人ぐらい)。
早速券売機で「らーめん」を購入し7分ほど席で待つ。もちろん無料ライスもだ。
前回行った時はトライアルとしてなのかメンマが乗っていたが今回はなし。
うん、それでいい。家系ラーメンにおいてはメンマなど蛇足でしかない。
スープを一口すする。相変わらずクリーミーかつ醤油のキレが良い。
少し細めの麺は小麦の香りが良く立ち、スープと絶妙なハーモニーを奏でる。
伝家の宝刀「ライスにコショーと豆板醤をのせスープに浸した海苔を巻いて食べる」必殺技が良くハマるスープである。
炭水化物で腹を満たし、罪の重さを下っ腹に感じながら店を後にした。
【123杯目】極上汁麺らすた(日吉)
マイフェイバリットラーメンの王座に君臨し続ける名店(個人差があります)。
店に入り、店員を見る。今日は店長がいるのでスープが当たりの日だとガッツポーズ。
L字型のカウンターのみの店内にはスープの芳醇な香りが漂う。
提供されたラーメンは海苔で一面を覆われた恥ずかしがり屋さんである。
海苔のベールを一枚ずつ剥がしていくと、真っ黄色な麺のおでましだ。
この麺は染谷製麺製の特注「玉子麺」である。こだわり抜いたその極太麺は通常よりももっちりとし、歯ごたえからラーメンを楽しませようという粋な計らいが伝わってくる。
この時はちょっと腹が膨れた状態で行ってしまったためライスの注文は控えたが、このお店では是非ともライスを注文し、卓上のご飯ダレをかけてラーメンと楽しんでいただきたい。
「極上汁麺」の名に恥じない究極の一杯。我が地元の誇りである。
【124杯目】喜楽(渋谷)
様々な芸能人も通うと言われる渋谷は道玄坂にある超有名店。
10分ほどの行列に並び入店、「チャーシューメン」を注文する。
人の集まる人気店にしては店内は狭く、人々がひしめき合っている。
しばらく待つこと十数分、ラーメンの到着。見た目はシンプルながら意外とオイリー。
スープをすすると、焦がしネギの風味と共に上質な醤油と鶏ガラの味わい。
もちもちとしたぶっとい麺は噛み応えよく、多くの芸能人達を虜にした理由も頷ける。
チャーシューは固めの家系っぽいチャーシューで肉の感触がしっかりで好み。
たっぷり盛られたもやしのシャキシャキ具合もこれまた楽しい。
表面に張られた油の膜がラーメンを冷めにくくし、いつまでも熱々を楽しめる。
一度食べたらリピート必至な一杯であった。
【125杯目】東京ラーメンショー(駒澤大学)
今年も開催されたラーメンの祭典。平日の夜になんとか間に合った。
パンフレットをパラパラ見て今の気分に合ったラーメンを選ぶ。
らーめん五ノ風の仙臺ぶた味噌らーめんに目を惹かれすぐさま行列へ。
周りを見るとこの店だけやたら行列が長い、期待できそうだ。
20分ほど待ちやっとありつけたラーメンとご対面。味噌の香りが鼻腔をくすぐる。
肉盛りで注文したが、意外と肉が少なめでちょっとションボリ。
ズバズバとすすると味噌のコクが口全体に広がり、後から生姜の爽やかさが覆う。
肉は豚ロースを炭火で炙ったもので、香ばしく甘みも感じられる。
今年は時間の都合上この店しか行けなかったが、来年こそは食べ尽くす勢いで参加したいと思う。
【126杯目】壱六家(大森)
神奈川県の磯子にある家系ラーメンの名店、「壱六家」が大森にもあるという情報を聞きつけ早速向かってみた。
本家壱六家といえば白っぽいまろやかクリーミーなバツグンに美味いスープとうずらの玉子がアイデンティティーであるがいかに…。
着丼したラーメンはいかにも獣らしい濃い色合いでだいぶ油が浮いている。
本店と唯一の共通点はうずらの玉子ぐらいなものだ。
恐る恐るスープから味わって見ると、、、むむっ!これは美味い!
濃厚マイルドでキレの良い醤油のパンチは半端ないが独特なクセもなく食べやすい。
家系の中でも一、二を争うほどの極太麺がガツンと脳天を貫き本能を覚醒させる。
味わいは本店とは全くの別物だが、どこの家系とも違うオリジナリティーがある。
これはまたお気に入りが一店増えてしまったと思わせてくれる一杯だった。
【127杯目】博多濃麻呂(二子玉川)
濃麻呂と書いて「こくまろ」と読む。
過去に一度訪れてはいるがそこまで印象がなかったのでもう一度訪店。
オーソドックスな「ラーメン」を注文。到着したラーメンはシンプルかつ王道な見た目。
スープを一口すすると、あれー!すごくあっさり!こくまろなのを期待すると落差に驚く。
だが、あっさりながらも後を引く中毒性がある。麺が進む進む。
色々食べた帰りに寄ったため健康のため替え玉はできない。しちゃいけねえ。
一杯の途中で胡麻、胡椒、にんにくでパワーアップさせラストスパートで麺を食らう。
麺が尽きたところに紅生姜を入れスープを堪能。爽やかな余韻だ。
店名とは違い、豚骨ラーメンの中でもかなりライトなので呑んだ帰りには最高だろう。
油ギトギト・獣臭・ドロドロスープに飽きたら、ここの上品な豚骨も悪くない。
【128杯目】蓮爾(桜新町)
二郎インスパイアの中でも圧倒的なオイリーさと、麺の太さを誇る店。
看板はなく殺風景な蛍光灯の店内からは果たして営業しているのかどうかすら
よくわからない外観なのだが、それでも昼間には行列が絶えないほどの人気。
入店した瞬間にメガネが曇る。絶えずスープが煮えている証拠だ。
ラーメン(小)を注文し、オーダーは「ニンニク野菜少なめ」でコール。
挨拶がわりの天地返しをお見舞いし、ただただ食らいつくとこれがまた絶品。
相変わらずのほうとうのような太い麺は、啜るというよりも齧り付くといったイメージ。
普通のラーメンより麺が重いので、吸引力と咀嚼力を要される。血管が切れそうだ。
これでもかと遠慮のない油の量と小ラーメンでもなかなかのボリュームなので、
行くからには多少の覚悟が必要な店である。
【129杯目】可以(神保町)
弊社から歩いて3分ほどのオフィス街に存在する新潟ラーメンのお店。
寒い日だからこそ食べたい煮干しの効いたあっさり醤油味だが、背脂が強烈。
スープ一面に浮いた背脂がラーメン全体をコーティングし、温度が冷めにくい。
だがその背脂もあっさりと受け流すきざみ玉ねぎのトッピングが秀逸。
程よく味付けされたメンマもこのラーメンを語る上で外せない。
麺のモチモチ、玉ねぎのシャキシャキ、背脂のプルプルの食感の中に潜む
メンマのコリコリとした食感が、この一杯の必要不可欠なアクセントとなっている。
丁寧にダシをとった煮干しの芳醇さは飽きることなく何口目でも新鮮である。
ついつい最後の一滴まで飲み干したくなってしまう魔性の一杯だ。恐るべし。
【130杯目】高はし(三軒茶屋)
三軒茶屋のすずらん通りにあった「佐とう」という家系ラーメンがいつの間にか「高はし」へと名前が変わっていたので興味本位で入店。
入って早々店主がいきなり馴れ馴れしくタメ口を聞いてきたのでちょっと不快感。
早死に三段活用こと「固め・多め・濃いめ」で注文するも店主はなぜだか無反応。
店のレイアウトや看板デザインなどは「佐とう」の時とほぼ一緒だったのでただ店主が変わっただけかな、失敗したなあと思いながら待つこと5分、ついに着丼。
見た目は今までの佐とうの時と違い中太ストレートから太縮れ麺に変更されていた。
スープの色合いも随分茶色さを増し醤油が効いているのが見てわかる。
早速いただいてみると、うん、これは美味い!先述の壱六家大森店を彷彿とさせる濃厚まろやかながらキレのある醤油の旨味。麺もしっかりとした弾力をもつなめらかさ。
これなら店主の横柄な態度もある程度は我慢出来る。
家の近所に正統派家系の良店が出来たことに大いに嬉しく思った。
【番外編】みかさ(神保町)
世にも珍しい焼きそばの専門店みかさ。常に行列ができてる名店だ。
たまたま目の前を通ったら空いていたので入ってみた。
味はソースと塩が選べるので、とりあえずソースの大盛りを注文。
提供には少し時間がかかったが見た目は王道の焼きそばといったところか。
たっぷりめの甘辛いソースにモチモチの麺、後味にネギの辛味がやってくる。
今まで食べてきた焼きそばと違って、奥行きのある味わいだ。
途中からからしマヨネーズ、天かすを投入してズバズバすする、これは旨い!
王道ながらにして究極の組み合わせにより、味に広がりを増して新たなステージへ。
B級グルメの将、焼きそばここに極まれり。
是非たっぷりと自分流にトッピングして味わっていただきたい。
これからまだ寒い季節がやってきます。
体を壊さないよう身を引き締めて参りたいと思います。
ちなみに風邪には家系ラーメンが効果的との記事を読みました。
https://sirabee.com/2015/12/11/62549/
眉唾ものですね。